本、映画、演劇、美術、テレビドラマにラジオといろんな文化に触れたい好奇心。 コカコーラ片手にぱーぱーお喋りしています。しばらくおつきあいのほど願ってまいります。

AM1:00-3:00

茅ヶ崎のゆとりがコカコーラ片手にラジオのような独り語り

なんでもないドラマな珈琲

 

どうもこんにちは。

 

暑いのです。それはそれは暑いのです。

休みの日も暑くて家を出る気にもなれない。かといって、家で何をするわけでもない。

ひとまず、何かドラマでも見ようとアイスコーヒーを淹れて、録画リストの中を徘徊する。7月クールのドラマは始まっているのでけれど、なぜか気も進まず、録るだけとって放置してしまっている。

坂元裕二遊川和彦福田靖脚本に新井順子プローデュースと楽しみにしていたドラマが並んでいるのだけれど、どうにも進まない。

 

新しいドラマは見ないくせに、なぜか「すいか」を見ている。すでにこの夏だけで2周している。

鳩サブレを食べる時、カスが舞うのが嫌で吸いながら食べる癖が私にはあるのだけれど、それがこのドラマのせいだということを久しぶりに思い出した。何がというわけでもないんだけど、好きでよく見返すドラマの影響だ。

自由に生きている人が集まっていそうな古い下宿なのに、そこで暮らす人たちが日々の生活で悩むことが退屈で普通なのだ。生活の悩みとはなんというか面白くない。でも、なんでもないことで悩んだり、引きづられたりしている人の方がいいドラマになることがある。私にとって何でもないということのドラマ性は、その分だけ、私を惹きつける。

このドラマを観ていると、これまで上げた「退屈」「普通」「なんでもない」という言葉はないんだと思う。

その裏腹が3億円を横領したキョンキョンなのかもしれない。

 

午後になって、このままでは一日の休みを無駄にしてしまうと、おいそれと出かける。

あても、目的もない。目的を探す目的でひとまずドライブがてら近所のグランベリーパークへ。日頃から欲しいものや必要なものが浮かんでいるはずなのに、いざ、なんでもあるような所までくると、何も思い出せない。

何ヶ月も前に友人から引っ越し祝いに欲しいものを聞かれていたのに、欲しいものなんて何も思い付かない。いざとなると、土壇場で引っ込んでしまう私の欲しいものリスト。

今日が25日で給料日だということを思い出した。家賃や保険料、ドイツ語のレッスン代とか引き落とし口座への移し替えをしなくちゃいけないことを思い出す。せっかくのアウトレットで随分とつまらないことを思い出した。

ひとまず、何かアウトレットらしいことをしようと、ぐるっと一周回って、ハンバーガーを食べる。マックとかそこらのハンバーガーでなくて、国内に数店舗しかないちょっと値の張るハンバーガーだ。それが暑い中歩いて見つけたアウトレットらしいことらしい。

帰りに最近、通うようになった南町田の喫茶店でコーヒーを飲む。本を開いても、ドイツ語単語を開いても、手帳を開いても、何かをする気にならないで、ぼぅーっとして、2杯、マンデリンとブラジルと飲む。

 

夕方、朝、淹れたコーヒーの残りをベランダで飲む。

ベランダから見えるのは隣が大きな庭の家で、芋を洗うような住宅地の割には景色がいい。風が気持ちいいし、夕焼けも綺麗だ。

空とか見て感動するような性分でもないのだけど、少し落ち着いた気持ちになる。きっと自分で焙煎して、自分で挽いて、自分で淹れたコーヒーが美味しいからだろう。こういうなんでもないことも、きっと誰かのドラマになるんだと思う。

 

1日で4杯のコーヒーを飲んだ。

この間、焙煎したのはマンデリンだったので、マンデリンが3杯とブラジルが1杯。

 

では、こりゃまた失礼いたしました。