晩夏の雑記2022
どうもこんばんは。
急に暑さが引いて、風が涼しくなって、秋のような顔つきになってきた。
毎年、夏はいつのまにか当たり前のような顔をして気付いたらそこにいて、知らないうちにいなくなっている。
秋になってから、あ、今年も夏が来てたな、と思い返す。
今年の夏はいつも通りの夏のようでもあったし、現状に対して小さく抗ってみた夏でもあった。でも、結局はいつも通りの夏だったのかもしれない。
いや、もしかするといつもよりも小さくまとまって退屈な夏だったかもしれない。
夏なのに、って枕詞もおかしいけど、朝帰りが減った。
職場の元バイトの子達と海に行ったことと高校からの腐れ縁と茅ヶ崎に行った2回くらいかもしれない。
特に腐れ縁のやつとはなんだか羽目を外さなかった。
昼過ぎに集合して、2時間だけカラオケ行って、茅ヶ崎までドライブして、帰ってきて、寿司食べて、ゲーセン行って、風呂入って、肉を食べようにもどこにもやってる店がなくて、仕方なく松屋で牛丼と単品カルビを食べて、眠い目を擦りながら、八王子まで送って、帰宅してもまだ3時過ぎだ。
当たり前のように日の出まで一緒にいた頃を思うと、なんだか物足りなさを感じる。
それでも、遊んだ後に仕事に行く体はあの頃よりも重たい。
三本の指に入る嫌いな作家でも、三本の指に入る好きな作品を書くのだから、どこで何に出会うか分からない。
茅ヶ崎に越してきた頃からだから、かれこれ5回くらい読み返している。年に一度だけ。
毎年、新治の初々しさと原始的な世界観に、経験したこともないのに、不思議な懐古の既視感を覚える。
あとは久しぶりに夏らしい祭りに行った。
焼きそばがあって、ベビーカステラがあって、山車が神社の周りを回っている。
お囃子の太鼓が微妙に走ったリズムを刻んでいて、笛の音程が不安定。街全体がハレに踊らされて、熱気帯びている。懐かしい夏。
ヨーヨー釣りやりたかったけど、子供が集まっていて、少し恥ずかしくなったので、やめた。
変なところだけ大人になってしまった。
では、こりゃまた失礼いたしました。