本、映画、演劇、美術、テレビドラマにラジオといろんな文化に触れたい好奇心。 コカコーラ片手にぱーぱーお喋りしています。しばらくおつきあいのほど願ってまいります。

AM1:00-3:00

茅ヶ崎のゆとりがコカコーラ片手にラジオのような独り語り

キングオブコント2017

 

どうもこんばんは。

 

ちょっと前、一昨日の日曜日。コントの日本一を決める大会、キングオブコント2017を視聴。

この大会、優勝してもテレビで跳ねるかどうかは別という曰く付きの大会。

確かに、去年優勝したライスを今年に入ってから全然見てないね。ま、私もテレビを観てないが。

 

私はジャングルポケットの一本めのネタがお気に入り。

あれは良くできた構成。

3人がみんな順番にエレベーターを止める自然な理由づけが見事。

まず、エレベーターが来ないところから「なんでこんな時に46階なんだよ」という斎藤のつかみの小さな笑いでしっかりウケておいて、徐々にエレベーターを進めたい、止めたいが交錯して、笑いを大きくしていくうねりが完成されている。

あとは、劇場慣れしているのか、客席の反応が見れていて、笑い待ちがあって次の展開まで安心して笑ってられるね。

くすぐりが一つ一つ受けるので、構成の笑いと増長して面白さが倍増。いいね。

 

さらば青春の光の2本目は設定が見事。

パワースポットを舞台にしたいい設定。

警備員の「全然幸せじゃないですよ」の大きな展開までの小さなくすぐりによる伏線の貼り方と情緒が崩しながらの回収が面白いこと面白いこと。

バナナマンが絶賛するほどだからね。

1本目はあり得るところからからあり得ないところまで徐々にスライドさせていく王道の構成は見事なんだけど、イマイチどっとウケるくすぐりが見つからない。それが、審査員の三村の「笑わないオレがいる」発言になるんだと思う。

 

今大会を語るにはやっぱりにゃんこスターは避けては通れないでしょうね。

コンとかどうかもわかんないよね…

内容はよくあるスカシを引き伸ばしたような感じ。

ツッコミがスカシに乗っかるのも定石通り。なのにこんなに面白いのはなんででしょう。

しかも、1本目と2本目が同じ構成なんだよ。

1本目のサビの動きを2本目で入れて「これ見たことある」と振ったりとか。要は1本目が伏線で2本目で回収という今までになかった壮大な構成。

あとは、地味に2人ともノーミスなんだよな。こんだけの大舞台ですごい肝っ玉。

異色さと度胸が準優勝に繋がったんですかね。

 

優勝したかまいたちね。

1本目も2本目も一つの設定をズラさずにそれを推し進めるタイプのネタの精度の高さ。

ちょっとサイコパス入ってるところが私の好み。

「各所のうっ血がすごい」「先がないやろ」「目処が立ってんねん」「痛さと脱げ具合が割にってないねん」

このワードウケてたな。

思えば、バイキングの「なんて日だ」とか東京03の「拾え拾えー」みたいな構成による展開でも、くすぐりでもないワードと言いかた、勢いが大きな笑いのうねりを作るんだよな。

かまいたちは上手くそれを巻き越して見事優勝。

 

あとは、GAG少年楽団ね。

いいコント。うまい。

これはショーレース向かないけど、劇場や舞台で観たら絶対笑うよな。

「俺たち幼馴染の恋路進の遅過ぎねぇか」で一気に展開させて、焼肉と3人の関係を上手くシンクロさせながら「焦げていく特上ハラミの気持ち考えてあげてよ」からのたたみかけ。大きな笑いこそ起こらないけど、安定感抜群のトリオでしたね。

 

と、本当にコント面白いよな。

触れなかった人達も決勝だけあって本当に面白かったね。

偉そうなことベラベラ書いてすいませんでした。

 

次は年末のMー1ですね。

楽しみだ。

 

では、こりゃまた失礼いたしました。