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未鑑賞映画「花束みたいな恋をした」

 

どうもこんばんは。

 

今週、やっと坂元裕二脚本、土井裕康監督映画「花束みたいな恋をした」(以下、略称「花恋」)を鑑賞に行きます。

大好きな坂元裕二作品で、今からワクワクしてます。楽しみすぎて、まだ見てないのに映画のことを考えて、少し文章にしてみました。

 

今のところ、キャスト、スタッフ、タイトル、PR用に公開された数分の映像、それから映画を見る前にフライングして買ってしまったシナリオブックの脚本家のあと書きだけが入ってきている情報で、これしかないのですが、これだけで、この映画について考えてみました。

再三、言いますが、まだみてない映画について考えてます。

 

まず最初の取っ掛かりとして、ヒロインの有村架純さん。

坂本裕二×有村架純というと、真っ先に思い出されるのが、フジテレビのドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(以下、略称「いつ恋」)でしょう。田舎から出てきた高良健吾さん演じる練と有村架純さん演じる音の二人を中心に、六人の若者が東京で暮らし、夢を追い、それに破れ、恋をしていく物語でした。

有村さん繋がりで「いつ恋」と比較してみると、いくつか共通点を見つけました。まずはタイトルです。

今回の映画は「花束みたいな恋をした」で、ドラマの方が「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」です。どちらにも共通するのは過去形である点です。

しかし、「いつ恋」は、終わった過去の恋を指し示しているようなタイトルなのに最終話では二人の関係にピリオドが打たれることがない。練と音の関係に希望を持たせて、トラックは遠回りをして、筆が置かれています。

まだ見ていない映画なので、なんとも言えませんが、「花恋」も過去を指し示しているていとるですが、必ずしも切ない終わり方をしているとは限らないんじゃないかと。坂元裕二作品の中は希望の見える終わり方をしているものがかなり多くあります。

「問題の多いレストラン」ではビルの屋上でのレストランを閉めて、海辺の廃屋に向かって走り出すシーンで終わっているし、「Mother」でも20歳になったつぐみと奈緒がクリームソーダを挟んで手を取り合って再会のシーンで終わります。

作品では書かれていないその先で登場人物たちは生きている。坂元裕二という脚本家は、私たちが知ることの出来ない彼らのその先の人生を少しだけ明るく照らしてくれるのです。だから、きっと彼らと街ですれ違うんじゃないかという予感が私はいつもしている。

タイトルからだけで、見ていない映画についてこんなふうに考えてしまっています。

 

「花恋」と「いつ恋」の共通点としてもう一つ、ファミレスの印象的なシーンがある。

https://youtu.be/cFrBhxMpMwk

公開されている「花恋」の予告0‘44あたり。ファミレスで二人が向き合う印象的なシーンが公開されている。

ファミレスといえば、「いつ恋」だ。第一話で音は練と一緒に初めてファミレスに入る。そこで、違うハンバーグを頼んでシェアする練の提案にいたく感心する音。ファミレスのシーンは最後にも、もう一度。練と音が再開する場面がファミレスでした。

予告を見る限り「花恋」でもファミレスが象徴的なシーンであることは間違いなさそうです。

 

タイトルと予告だけで考えられることをタラタラと書き連ねてみました。

さて、実際に映画を観てみると、どうでしょうね。楽しみでしょうがないですね。

 

では、こりゃまた失礼いたしました。