本、映画、演劇、美術、テレビドラマにラジオといろんな文化に触れたい好奇心。茅ヶ崎の海辺からコカコーラ片手にぱーぱーお喋りしています。しばらくおつきあいのほど願ってまいります。

AM1:00-3:00

茅ヶ崎のゆとりがコカコーラ片手にラジオのような独り語り

弾丸0泊深夜バス旅 ー京都編ー 第一部

 

どうもこんばんは。

8月26日に弾丸0泊京都旅に行ってきました。それをちょっとまとめようかと。

 

25日。いつものようにお昼のピークは暑さと忙しにやり込められて、息をつく間もない。時計を見ると、もう14時を回っている。最後に水分補給したのが2時間以上前だったことになる。

お昼の忙しさをさばきながら、明日の休みについて考える。入っていた予定はキャンセル、丸一日空いた。いつものようにカフェやら本屋やらで過ごすのも悪くはないが、何かいつもと違うことがしたいな、なんて想いに駆られる。

ふと、出かけようという気になる。

ちょっと前のお出かけは下北沢でぶらぶらして、復活して間もない老舗のジャズ喫茶でコーヒーを飲み、ヴィレヴァンで人生初の漫画の大人買いをし、本多劇場で芝居を観てきた。次、出かけるとしたら、どこかしら。

 

脳内に「My Favorite Things」がかかる。ーそうだ、京都に行こう。

 

休憩時間に横浜ー京都を繋ぐ深夜バスを探す。新横浜を24時発の京都行きを見つけ、即決。この時点でバス出発まで、8時間と数十分。京都旅を思い立ってから、30分経っていない。我ながら、仕事が早い。

 

最後のお客さんを見送ってから、急いで閉店作業を進める。手を動かしながら出発までの段取りを組む。余裕を持って23時30分に新横浜に着くとしよう。茅ヶ崎を22分33分の電車に乗る必要がある。現在、20時10分。このペースなら、25分にはお店を出れる。急いで134号線を江ノ島から茅ヶ崎へ。21時には帰宅しているだろう。帰ったら、まず洗濯機を回す。イヤホン、タブレット、モバイルバッテリーを充電器に。その間にシャワーを浴びる。ちょっとばかし軽食を食べて、旅支度。脱水の終わった洗濯物を干して、22時15分にはうちを出よう。

仕事をしながらにしては、我ながらいい段取り。出発前の軽食には予備に買ってあったちょっといいカップラーメンがあったはずだ。シャワーを浴びる前にティファールを沸かそう。

首尾よく、お店に鍵をかけたのは20時半前。いつもより自転車のギアを一つばかし軽くして、真っ暗な134号線を駆け抜けた。

 

うちについてからの段取りは、帰宅中の爆速自転車でシミュレーション済みだ。

家の鍵を開けるなり、頭の中で繰り返した手順をなぞるように一つ一つこなしていく。洗濯機が回り出して、ティファールが湯沸かしを始める。リビングでは電気を蓄えるイヤホンたち。疲れているからベッドに横になりたい気もするが、倒れては最後、この旅がオジャンになってしまう。急いでお風呂へ。シャワーから出ると、当たり前の顔をして、私の入れた水道水をお湯に早変わりさせたティファール。その恩恵をカップ麺に湯を注ぎ、蓋をし、洗濯機を覗く。濯ぎをしているところだ。いいペース。なぜだか、一時間ほど前の仕事よりも動きに無駄がなく、手際がいい。

カップ麺が出来るのを待ちながら、旅支度を始める。いつものトートバックからあれやこれやを取り出して、代わりにクローゼットから持ってきたコカコーラの真っ赤なリュックに移していく。お供の本は何にしよう。エコバックはいるかしら。いろんな取捨選択をして、なるべく身軽にしよう。

4冊の中から一冊絞るのに時間を要した。おそらく、5分以上経ってしまった。ラーメンが伸びる。どんなにいいラーメンも伸びては終わりだ。急いですする。熱い。ティファールの完璧な仕事は、ときに私の予定を狂わせる。舌の火傷をコーラで冷やしながら、時計を見ると21時45分。あと30分だ。洗濯物に取り掛かる。

なんとか予定の時刻にうちを出る。茅ヶ崎駅にもなんのトラブルなく到着。時間ぴったりだ。

 

定刻の東海道線で横浜へ。その間に仕事関連の連絡を全部回しておく。旅先でまでシフトの相談などされたら堪らない。横浜駅東海道線から横浜線に乗り換える。23時を回った横浜駅のホーム。八王子行きの電車を待つ人たちは皆、仕事に疲れたサラリーマン。ホームの自販機で買ったレッドブルーを飲んでいる。帰りの電車に乗る体力もおぼろげなのだろうか。明日もきっと今日をなぞるように仕事に向かうのだろう、と嘆かわしく同情すればするほど、これから始まる私の旅への期待は膨張する。耳からは先日神田伯山氏がゲスト出演した土曜の昼のTBSラジオ。手にはラーメンを伸ばすほどの熟考の末に選ばれた旅のお供、カツセマサヒコさんの「明け方の若者たち (幻冬舎単行本)」だった。最初の飲み会のシーン、2人の出会い方からグッと引き込まれる。良旅に良書は付き物だ。

ところで、良旅とはなんて読むのか教えて欲しい。

 

新横浜に着くと、目当ての改札よりも先に新幹線専用の改札が見える。もちろん、この時間に走る車両などなく、改札は真っ暗だ。この非文化的時間に旅が始まっていることも余計にワクワクさせる。

 

新横浜のバスターミナルにはすでに、キャリーバックを持ったカップルやスーツ姿のサラリーマンが並んでいた。

茅ヶ崎で浮かないビーサンジーンズ、コーラのリュックという出立は、すでに同じ県内の横浜にて、かかとくらいは浮いている。京都に着くころには、バスの天井に頭をぶつけるくらいに浮いているかもしれない。

 

すでにバスタ新宿にて、人を乗せてきている夜行バスにはそこそこの人が乗っている。乗車前に銃口を突きつけられるように検温され、アルコール除菌を求められる。いつも思うが、アルコールで消毒してください、の次には、塩を塗り込んでください、クリームを塗ってください、アクセサリーを取って下さい、と次々に多い注文が続き、高慢ちきな狩人の二の舞にならないか、ヒヤッとする。蛇足でいえば、この心配が奏する功はまだない。

 

バスの出発と同時にイヤホンをタイムフリーからリアルタイムに切り替える。アルコ&ピースのラジオを聴き始める。

思ったよりも揺れるバス。薄暗い車内。持ってきていたアイマスクをつけて、2人の会話に集中する。

良旅には良談笑も不可欠だ。だから、良旅ってどう読むんだよ。

 

こうして、忙しい仕事中に思いついてから、数時間で私の弾丸0泊京都旅は始まった。

 

続きはまた後日。

 

では、こりゃまた失礼いたしました。