本、映画、演劇、美術、テレビドラマにラジオといろんな文化に触れたい好奇心。 コカコーラ片手にぱーぱーお喋りしています。しばらくおつきあいのほど願ってまいります。

AM1:00-3:00

茅ヶ崎のゆとりがコカコーラ片手にラジオのような独り語り

吉祥寺散歩記

 

どうもこんにちは。

 

ちょうど先週の話です。

 

木曜の深夜から八王子の友人宅で、厳密に言えば、友人が経営するコンビニで一晩過ごす。季節の変わり目には必ず会うので、思い出話をするというよりは近況報告と世間話。

たとえば、今回はコロナについてとか。

 

余談で言うけども、世間はコロナ、コロナと騒ぐ。しかし、たまたま顕微鏡で見たら、ウイルスが新型だと気付いてしまっただけで、それに気づかなければ、例年通り何人かがコロナで亡くなったに過ぎないのだ。問題は新型だと気づいたことにあるのではないか。顕微鏡なんてものがあるから、新型だと気付いてしまったし、煩わしく、馬鹿を煽っているのだ。この騒ぎの原因はどう考えても、顕微鏡の誕生にある。顕微鏡を生んだハンス・ヤンセン氏とその子、ツァハリアス氏にこそ責任があろう。

なんてことは、どうも本気では思っていない。

 

金曜日の朝方、銭湯で朝風呂に入り、蕎麦をたぐって別れる。

八王子の改札を抜けて、相模線に向かう道すがら。天気がいいし、このまま茅ヶ崎に帰るのももったいなかろうと、踵を返して中央線に乗ってみる。少し、ウトウトしたのち、目が覚めたのが吉祥寺なので、いい街だ、降り立ってみる。

が、改札を抜けて驚いた。そこらにはびこる人。人。人。無数の人。アホみたいに人がいるのだ。コロナで外出しないのではないのか、都民よ。

 

人がいない方にいない方にと歩いていくと、どこだか知らないところにたどり着く。

そこで見つけたカフェがMIMIさん。Cafe MIMI 吉祥寺南町のフレンチカフェ & 雑貨

 

天井にも壁にも、四面楚歌の雑貨。そのどれもが日本のものではないようだ。

そして、ソファの後ろにはフランスにまつわる本が並んでいる。フランスの旅行本、仏語訳された日本の漫画、フランス料理のレシピ本。中でも目を引いたのが、伊丹十三さんの「ヨーロッパ退屈日記 」。くだらないんだけど、奥があるように思えて、よく目を凝らすとやっぱり張りぼてだったみたいな騙し絵随筆集のページをめくりながら、アイスコーヒーとクロワッサン、オレンジジュースのセットを待つ。

ページがすこぶるめくられる。いつもより1.5倍速でめくられる。

そのうちにサクサクのクロワッサンが届く。小さなコップに入ったオレンジジュースが嬉しい。

賑やかな店内と静かに笑わせてくる文章とバターの香りいっぱいのクロワッサンと。こんな朝ごはんで始まるんだから、いい休日は決まったようなものだ。

 

駅に戻ると相変わらずの人だ。

駅ビルの中なんかはごった返した人で溢れている。嫌気がさして、パルコへ。

映画でもみるかと、アップリンクのタイムテーブルを見てみると、名前が聞いたことある程度の見知らぬ映画が一本、時間的にちょうどいい。

「ピーナッツバターファルコン」映画『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』公式サイト

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未来を希望でいっぱいにして、自らの手で切り開いていく勇気に溢れた、推進力。旅の景色を飾るアメリカの大自然

思い切ってみることが人生が何よりも豊かにする。誰のためでもない。自分のためにさえ、豊かになれば、その思いっきりが

周りをも変える。大人も子供ない。健常者もダウン症もない。女と男だってない。できるかできないかでもない。勇気があるかないかだ。

今の自分を鑑みて、何か周りを巻き込む勇気ある推進力を持って生きているだろうか。

 

この日、勇気を出したことといえば、クラフトコーラを飲んでみたことだ。コーラ好きの私からすれば、これは相当な勇気だと言っていい。少し話題になっているのは知っていたので、ここにあったかという発見に近い感動。

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西荻に暮らす友人。と言っても、昨年までうちの職場でアルバイトをしていた社会人一年目。映画の前に連絡とっておいたら、針治療後に合流するという。ちょうど私の映画が終わる頃だった。

初めての井の頭公園をぐるっと回る。花見禁止のアナウンスが終始流れる中、池の上を行くたくさんの白鳥たち。その周りを行きながら、村上春樹の悪口言ったり、又吉直樹の私的楽しみ方を発表しあったりする。何気ないタイミングの何気ない一言で、互いを笑わせようという会話のヒリヒリ感が徹夜明けの眠気には一番効く。村上春樹の10ページの短編など、出てくる男の着ているシャツの描写できっと終わってしまうだろうなんて笑いながら行く井の頭公園は陽も落ちかけて涼しい。

 

一時間程度の散歩で別れて、東京へ向かう。

東京から湘南新宿ライン茅ヶ崎へ。先日の夜から続く長い1日が終わる。

 

常に左脳は眠気。ぼんやりする右脳で思いつくままの吉祥寺散歩、これにて。

 

では、こりゃまた失礼いたしました。