本、映画、演劇、美術、テレビドラマにラジオといろんな文化に触れたい好奇心。茅ヶ崎の海辺からコカコーラ片手にぱーぱーお喋りしています。しばらくおつきあいのほど願ってまいります。

AM1:00-3:00

茅ヶ崎のゆとりがコカコーラ片手にラジオのような独り語り

朝日奈央さんとバカリズムさん 〜9/21 放送テレビ東京「ゴットタン」〜

 

どうもこんにちは。

 

せっかくの休日、と毎度ありがたがる休日は週に2日ちゃんときている。何をそんなにありがたがるのだろうか。

 

早起きして、自転車を走らせ20分。茅ヶ崎と平塚の境目みたいなところにあるスーパー銭湯で温泉にサウナにゆっくりしようと来てみるも、肝心のサウナは扉が壊れて半開き、低い温度のサウナ室にどれだけ篭ろうと、水風呂で整えるまでは吹き上がらない汗。仕方がないので、朝日の気持ちいい露天風呂で落ち着こうと思ったら、近所の小学生なのか、子供8人がプールのように暴れる始末。

ゆっくりもできず、なんだか釈然としないまま、朝風呂帰りにいつも寄る喫茶店に入ると今月末で閉店だと。

こうも出鼻をくじかれ続ける休みもない。鼻の軟骨は粉々になっている。

 

いつも飲むスッキリと酸味の効いたプレス式のモーニングブレンドを飲みながら、読みかけの本の文字を辿ってみるもなかなか頭に入らない。獅子文六の『コーヒーと恋愛』はちょうど可否会の会長が可否道なるものを打ちたてようとコーヒーの飲み方を口やかましくご教授なさる場面。せっかくの休みの日にまったりコーヒーを飲みたい私としては、今、この場面は勘弁願いたい。本を閉じてカバンにしまう。会長さん、またとで伺いますからね。

 

口うるさいコーヒー談義の代わりにTverにて土曜日の「ゴットタン」を観る。

ずっとやってる人気の企画「ストイック暗記王」は、与えられたお題を暗記をしようというタレントと、それを阻止するために劇団ひとりさんが目の前で打つ小芝居の誘惑との攻防を書いたドキュメンタリーだ。ドキュメンタリーは大袈裟かもしれないが、楽屋入り8時間前に演者分の弁当を作るという、何がしたいのか分からない劇団ひとりさんのストイックぶりはドキュメンタリーと呼ぶにあい相応しい。

今だに誘惑に打ち勝てた人はいない。

 

今回の挑戦者は、この番組の代打司会をキッカケに世に出てきた朝日奈央さん。この番組で見つけた「NGなしでなんでもやる」スタンスで方々のバラエティに引っ張りだこだ。

暗記を試みる彼女の目の前で繰り広げられる小芝居は、まさにそんな「NGなしでなんでもやる」スタンスに対する風当たりの強さに吹き飛ばされそうな朝日さんに憧れるアイドルの女の子の話だった。

 

芝居の冒頭から世界観に入り込んだ朝日さんは暗記もそっちのけで目の前の小芝居に、いや、今にも吹き飛ばされそうなアイドル役の女の子にかつての自分を重ねて涙していた。この世界観への没入度の速さ、台本はケラさんかと思う。

 

そして、いよいよアイドル役の女の子がもう自分の足で立ってれらまいと、しゃがみこんだ時、ハーモニーを刻むギターの音がする。しゃがみこんだアイドル役の女の子、そして、涙してそれを見つめる朝日さんの前にはギターを抱えた眉村ちあきさん。彼女もまたこの番組で日の目を浴びたシンガーソングライターだ。彼女の作る朝日さんの歌がいい。

 

「朝日のように輝きたいなら」 歌眉村ちあき

 

「モデルさんになりたい」と夢をみた

彼女は大人に手をひかれ  連れてこられた別の場所

そこはアイドルという少女の戦地

「女の涙は我慢汁」「普通泣いたらやめるけど おれはやめない」

そう言い笑う小さい鬼  知りたくもないバラエティの基礎

目指すべき本当の夢は いつしかゴミ箱の中に

何をしているのかわからないまま 土俵際で戦うアイドルの日々

それでも有名になれば ファッションショーに必ず出れると夢を切り替え

鬼のしごきに耐えるもその場所すら夢と消える

 

何かやれ  何かやれ

あなたの恥ずかしい姿で笑う人がいるならやれ

何かやれ 自分で止めるな

朝日のように輝きたいなら

 

「あんなグループ売れるわけない」「菊地亜美なんて可愛くない」

世の中に自分を認められたくて かつての仲間を傷つけた

「今のお前よくないよ」「そんなやつじゃないよ」と

鬼から言われました

誰より自分を認めてなのは  他でなく自分でした

 

何かやれ  何かやれ

あなたの恥ずかしい姿で笑う人がいるならやれ

何かやれ  自分で止めるな

朝日のように輝きたいなら

 

何でもやる  何でもやる

自分で楽しんでくれる人がいるなら

「あなたのブレイクが嬉しい」と言われて

涙を流すあなた それを見て笑う小さい鬼

 

「普通泣いたらやめるけど  おれはやめない」

 

 

「アイドリング」というグループで鳴かず飛ばずでの活動の日々。他のメンバーのブレイク。

何も思い通りにいかない鬱蒼とした日々だったのかもしれない。

そんな彼女に見守っていた「小さな鬼」ことバカリズムさん。彼は朝日さんに人一倍厳しくバラエティを教え、笑いをとらせた。彼女からの笑いを、成長を貪欲に求めた。

その関係はうも言わさぬ「師弟関係」に違いなかった。

芸人さんに負けない変顔、どんな悪ノリでも応える恥じらいを捨てた姿。それが彼女が師匠バカリズムに対する恩返しだった。そして、それをいつも可愛らしく目を細めた笑顔で笑ってみせるバカリズムさん。

 

この歌にはそんな2人の関係が、そして、それがあったからこそ朝日さんが乗り越えられた戦いの跡がまざまざと記されている。

 

この歌を聞いた朝日さんはもちろん、司会のおぎやはぎ 矢作さん、松丸アナ、劇団ひとりさん、EXIT 

兼近さんまで目に涙を浮かべていた。

「ゴットタン」の出演者は彼女の戦いを見てきたのだから、その涙もひとしおだろう。

 

それにしても、おぎやはぎのお二人も劇団ひとりさんも年を取ったと思う。

こんなことで泣く人達じゃなかった。

 

Tverで来週になったらこれが聴けないと思うと、来週のゴットタンは放送しないくていいとすら思える。

いや、それは佐久間プロデューサーに悪いか。

 

ゴッドタン|民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」

 

では、ようそうろう、ではなく、こりゃまた失礼いたしました。