本、映画、演劇、美術、テレビドラマにラジオといろんな文化に触れたい好奇心。茅ヶ崎の海辺からコカコーラ片手にぱーぱーお喋りしています。しばらくおつきあいのほど願ってまいります。

AM1:00-3:00

茅ヶ崎のゆとりがコカコーラ片手にラジオのような独り語り

『三角の空き地』乃木坂46

 

どうもこんにちは。

 

先日、絶対的エース西野七瀬さんが引退を表明して話題になっているアイドルグループ乃木坂46。今や、勢いはAKB系列を超えて名実ともに「国民的」アイドルグループと言われている。たしかに、バラエティでの活躍の仕方、ラジオでの達者な切り返し、出版業界を賑やかすフォトブックの売り行き、どこを取っても遜色のない「国民的」アイドルグループだ。

普段、別にアイドルを追っかけたりしない私も「新内眞衣のANN0」や中田花奈さんが出演している「沈黙の金曜日」は毎週聞いているし、そんなラジオやなんかで自然と新曲を耳にする機会は多く、いい曲だなっとYouTubeで検索してみたりすることもある。

 

その程度のアンテナしか張っていない私が、ここ最近繰り返し聞いているのが、今年の8月8日に発売されたシングル『ジコチューで行こう! (Special Edition)』のカップリング曲『三角の空き地』と言う曲。

三角の空き地

三角の空き地

 

 

なによりも歌詞の内容がいい。

ある程度大人で、ある程度恋愛を経験している人になら共感できるもの。

 

『三角の空き地』  秋元康  作詞/Hiroki Sagawa・Yasutaka.Ishio 作曲

雑草 伸び放題の 三角の空き地
君を送った夜は いつもここでキスした

どんなロマンティックも当たり前に思われ
ときめきに慣れてしまう
時には僕たちの帰り道も ああ 遠回りすればよかった

 

恋は生きている 生きている ちゃんと見ていないと
すぐ心の形は変わってく
何も気づかなかった僕のせいだよ
いつしか気持ちは死んでいた
君の抜け殻が 抜け殻が 目の前横たわる
瞼(まぶた)をそっと閉じれば夏草の匂い
その角を曲がっても 思い出を語れないだろう

 

工事車両が入って 何が建つのだろう
そんな感傷的な僕は君が好きらしい

言葉数少ない君を腕に抱いて
不自然と気づかなくて…
あの時 その理由(わけ)を聞いてあげてたら
まだ続いてただろうか?

 

花が咲くように 咲くように 愛は生まれ育ち
でも日差しがなければ枯れて行く
水をあげることさえ忘れていたよ
二人は愛し合ってたのに…
一度 美しい美しい花びらが開けば
永遠にずっとそのまま香る気がしてた
手に入れた愛しさは変わらないものと思ってた

 

大事な人はすぐそこにいた
だけど今は…
手を伸ばしても三角の空き地だ

 

恋は生きている 生きている ちゃんと見ていないと
すぐ心の形は変わってく
何も気づかなかった僕のせいだよ
いつしか気持ちは死んでいた
君の抜け殻が 抜け殻が 目の前横たわる
瞼(まぶた)をそっと閉じれば夏草の匂い
その角を曲がっても思い出を語れないだろう

 

ずっと一緒にいると、あの人といる時間が当たり前になってしまうもの。何もしないでも隣で呼吸をして、何もしないでも永遠を共にするつもりになる。その先で私たちはあの人の気持ちの流動性を勝手になくしてしまい、仮初めの永遠に溺れてしまう。

そして、仮初めの永遠が終わるときは一瞬で、その後には後悔しか残らない。後悔に包まれた時、思い出の一瞬一瞬の全てが、あの人との永遠に終止符を打った原因に思えてくる。

恋愛とは永遠の錯覚とそれが終わる時の後悔を繰り返しているのかもしれない。

そんな不可逆な恋愛感情を後悔の中からひしひしと歌い上げている。

 

そして、MVがこれまた素晴らしい。

センターは先述の中田花奈さん。彼女の表情といい表現力といいアイドルという枠を超えて格段に群を抜いている。これは公式からではショート版しかアップされていないが、ぜひみて欲しい。

乃木坂46 『三角の空き地』Short Ver. - YouTube

特に1分17秒辺りの腕の動きに合わせ、下から上に送られる目線の動きが素晴らしい。その前の振り付けのシェネもしっかりと首が付いてきていてターンにキレが生まれている。

身体の斜めのラインを強調する動きが多い振り付けの中で、綺麗に魅せるラインと動きの緩急から生まれる表現力、そして、効果的な視線で生まれる表情と言い、この曲のセンターに相応しい中田さん。とても沈金でアルピーと悪ふざけしている彼女と同一人物だとは思えない。

最近では、セーラームーンのミュジカルに参加したりしているらしい。これだけの表現力であるから舞台映えはするだろうし、ラジオでのメール読みから察するに演技力も声色だけに頼ったものでなく、抑揚に色をつける本寸法のもが期待できる。

一度、現代の演劇界の第一線を行く演出家による本格的な芝居を生で舞台で見てみたい。そんな演劇ファンとしてもワクワクに駆られる。

 

 

ぜひ一度、乃木坂46の「三角の空き地」聞いてみて欲しい。

 

では、こりゃまた失礼いたしました。