本、映画、演劇、美術、テレビドラマにラジオといろんな文化に触れたい好奇心。 コカコーラ片手にぱーぱーお喋りしています。しばらくおつきあいのほど願ってまいります。

AM1:00-3:00

茅ヶ崎のゆとりがコカコーラ片手にラジオのような独り語り

どどどどどどどど、どー

 

どうもこんにちは。

久しぶりに書こうと思うこのブログも、最後に書いたのがあまりに遠い過去のことで、何から書いたらいいやらで、一旦読みかけの本に目を浮つかせると、そのままこっくりこっくり…

ハッと気がつくと開いたままの122ページの本を置き去りに、カフェにて時間だけが小一時間。そんなに眠けりゃ、帰ればよかろうものを区切りの一つでも書いておこうと意固地になって、書いてみたけどここでまた筆止まり。

 

そうだ、今日は休みで昼ごろから前から誘ってあった友達と海老名で映画を観たんだ。本当は12:25の回のチケットを取ったから、お昼を食べてからの予定だったんだけど、相手の花粉症の深刻さと私の胃袋の中の密度が邪魔して、結局、昼食を後回しでふらふら時間を潰して劇場へ。

 

今日見たのはドラえもん のび太の宝島

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私がドラえもんを観ようという日がくるとは思ってなかった。

というのも、小さい頃、我が家では、母親がのび太の意気地のない性格が癪に触るという理由でドラえもんR指定がかかっていたので、見せてもらえなかった。まぁ、あんまり見たいとも思ってなかったんだけどね。

それがどういう風の吹き回しでドラえもんなんざ、興味を持ったかというと、私の興味をそそったのは脚本担当の川村元気さん。

映画好きの人の中には知ってる方もいらっしゃるでしょうが、この人は一応、肩書きはプロデューサー。一応というのはプロデューサー以外にも色んな映画との関わり方をしてるから。彼の関わった作品を挙げたらきりがない。

電車男(2005年) - 企画
そのときは彼によろしく(2007年) - プロデューサー
陰日向に咲く(2008年) - 企画・プロデュース
デトロイト・メタル・シティ(2008年) - 企画
告白(2010年) - 企画
悪人(2010年) - プロデューサー
モテキ(2011年) - 企画・プロデュース
宇宙兄弟(2012年) - 企画・プロデュース
おおかみこどもの雨と雪(2012年) - アソシエイトプロデューサー 
聖☆おにいさん(2013年) - プロデューサー 
青天の霹靂(2014年) - 企画・プロデュース
寄生獣(2014年) - プロデューサー
寄生獣 完結編(2015年) - プロデューサー
バケモノの子(2015年) - プロデューサー 
バクマン。(2015年) - 企画・プロデュース
君の名は。(2016年)- 企画・プロデュース 
怒り(2016年)- 企画・プロデュース
何者(2016年)- 企画・プロデュース
打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(2017年)- 企画・プロデュース 

あと、小説家デビューののち、原作で参加したのが、

世界から猫が消えたなら(2016年) - 原作

これは佐藤健宮崎あおいのダブル主演で脚本が岡田惠和さんで私の中でもお気に入りの一本。

 

どうですか?このラインナップ。知らない作品あります?どれこれも話題作ですよね?

そして、今回脚本で参加したのが、

ドラえもん のび太の宝島(2018年) - 脚本 

これはちょっと興味そそられるってんで観てきたわけです。

 

で、結構良かった、面白かった。

子供向けのアニメのつもりで観に行ってたけど、大人の私も楽しめました。なんというか、テーマが結構深いね。深いんだけど、段階を踏んで深度が増して行くんで、いきなり子供に深いテーマの理解を無理強いさせてない。というのは、一番深いテーマはノアの箱舟を引っ張り出してきて功利主義的なエゴを書いてんだけど、その手前に家族愛的なテーマ、もっとその手前にはのび太が勇気でもってドラえもんを助けに行く自己犠牲を孕む正義感とか、これらがごっちゃになってるんではなく、ちょっとづつ難しく書かれているから観る人の解釈に応じて、浮き出るテーマの数も違ってくるの。

だから、今日、同じスクリーンで観た子が、数年後見返したら、パパと仲良くね、って感じた子が違うシーンにウルっとくるかもしれない。違うテーマにジーンとするかもしれない。そういう感じ。

 

あとは、冒頭の異常気象、クイズ、999人、フレンチトースト、海が怖いクラゲ、とか伏線がしっかり効いたまま回収されてるので、物語の重なりも面白い。これは詳しくいうと、これから観る人の楽しみを半減させてしまうんで、静かにしてます。

 

ただ、私みたいなドラえもん初心者はおなじみの道具でもちょっと説明が欲しい。急にちっちゃいドラえもんがわたわた現れたり、輪っかを取り出して素材がどうの、とちょっとドラえもんひみつ道具が飛び道具的扱われちゃって、雑さを感じちゃう。そんなにみんなドラえもんの道具を知ってるの?

と、いうところだけがちょっと多めのエピソードやちょっとつめつめの展開に押されて残念だなと思ったくらいです。

 

でも、子供向けのアニメと侮るなかれ。大人も結構面白い!

ちょっと過去作も見て観ようかしら。

 

でも、その前に今朝の寝坊のせいでやらなきゃいけないことが溜まってんだ。

どどどどどどど怒涛ーに溜まってる家事を片したらね。

 

あーくだらない。

 

では、こりゃまた失礼いたしました。