本、映画、演劇、美術、テレビドラマにラジオといろんな文化に触れたい好奇心。 コカコーラ片手にぱーぱーお喋りしています。しばらくおつきあいのほど願ってまいります。

AM1:00-3:00

茅ヶ崎のゆとりがコカコーラ片手にラジオのような独り語り

草津へ独りで膝栗毛 〜壱〜

 

どうもこんちは。

 

1月30日15時45分の今、私はバスにいます。

ちょうど関越道で東松山市を抜けようというところです。

 

年頭言で考えた目標の一つ、「行ったことのない新天地に5箇所は行って一泊してみる」の第一弾として行ったことのない草津温泉に行って一泊してみました。

そのことです。

 

今回、旅ってほどのことじゃないけども、まあ、旅の中で一番疲れたのは間違いなく、出かける前ね。

起床が6時半ごろで、まず、軽い朝食の後に掃除。徹底的に掃除。

疲れて帰って来て部屋が散らかってるのは気持ち悪いんだね。掃除して、掃除して、掃除。ここが一番疲れた。

 

それが済んだところで出かけましょうか。

茅ヶ崎駅長野原草津口駅までの乗車券を購入。今回は高崎まで在来線で、高崎からは「草津1号」ってのに厄介になりました。

在来線はグリーン車でなくても、昔ながらの2人席が向き合う形のボックス席で十分。

今回の旅の連れには本当は内田百間の「阿房列車」が良かったんだけど、頃よく見つけられなかったので、代わりにキョンキョンの「小泉放談」をカバンの外ポケットに。

 

小泉放談 (宝島社文庫)

 

キョンキョンが50歳になるを境に各界の50代先輩女性と放談しようという雑誌の企画をまとめたもの。

 私幾つだよとか思いながら、手にとってみたけど、これがなんかすごい今の私にぴったり。

ってのも、もちろん、同世代の方の指針というか一つのモデルになってるんだけど、みなさんがお話の中で、決まって出てくる枕が「ほら、20代や30代の頃って」ってやつ。

50代をあんなに謳歌して生きてる人がそんな20代を過ごしてたの?いや、今の私みたいじゃん?って。ああいう世代の方が活躍しているのは巡って私たちの世代の活力になる。不思議な循環。

 

不思議なのはそれを読みながら望む車窓ですよ。

茅ヶ崎には雪なんか全く残ってないのに、東京は割としっかり残ってるんですね。

先に進めば進むほど、「プラットホーム」って言葉が似合ってくる通過駅達。プラットホームって響きが懐かしい。使ってた世代でもないくせにね。

 普段使う東海道線もあんなに延びてるんだと不思議な感覚。聞いたことない、読めない駅名がズラリとならぶ。

 

高崎からは特急で快適な旅。行けば行くほど増える残雪。

何も国境沿いの長いトンネルを抜けないでもここは雪国じゃございませんか。

 

長野原草津口駅を降車後、バスで草津温泉へ。

駅と温泉街の距離が地味にあって、バスで行くこと30分弱。

バスターミナルから温泉街、湯畑までは歩いて1分。凍った雪の中を滑らないように坂を下ると見えてきたのはあの景色。はい、ドーン。

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 あ、温泉街って感じ。

 

ぐるっと回ったら、再び坂を登って宿にチェックイン。荷物を置いたら、タオルの入った袋だけ抱えて今一度の温泉街へ。

今回は最低4つは温泉に入りたいと思っていたので、まず、目指したのは西の河原ってところの露天風呂。

広い自然の中に向かって溶け込み消え行く湯けむり。最高だった。

あ、これが日本人のツンデレ信仰の教祖だなと確信。

氷点下幾つの中で裸になって、42、3度の湯の中へ。元祖ツンデレではないか。熱いと冷たいのコンビの強いことよ。たしかに、ホットケーキにバニラアイスも最高だもんな。

 

あがってからは細い路地とかをウロウロしながら、時にはあれここ私有地?みたいなところをこっそり失敬しつつ、ちょっと食べて、草津ガラスの薄玻璃のグラス買って、あーこれでコーラを飲むのが楽しみだ、宿に戻ってからはお夕飯まで明日の家路を調べたり、今後の予定を練る。群馬でも5時に夢中やってんのね。初めてスタジオのぐんまちゃんが愛おしく思えたよ。CMは群馬の放送局のもだから、ちょっとした違和感。

 

夕飯を食べたらちょっと食休みを兼ねてこの間のサンドリを聴きながらウトウト。クソパイゴリラとクソヒゲゴリラのやりとり笑ったわ。ってハッとしたらもう21時半。やばいやばい。

地蔵温泉って夜行くににゃ打ってつけの温泉へ。暗闇にぼやんり浮かぶ並んだ赤い提灯。四方に乱立する地蔵。しかも目の前を横切る黒猫。ちょっと入るにゃ不気味すぎたんで、流石に遠慮しました。

で、昼間の西の河原方面に向かうと、昼間閑散としてた細い路地裏が明るく煌々としてる。あら、スナックや夜のお店がうずき出す。少しフラついた後、中から渋い声で歌う五木ひろしが響いてくる居酒屋へ。店内には今どき珍しい着物に割烹着というママさんとチーママさん、男性客2の女性客1の静かな感じ。いい店だったな。雰囲気とお客さんと楽しかった。ああいうお店は私みたいな若造を受け入れてくれない雰囲気もたまにあるんだけど、そんなことなく、いろんな話を聞かせてもらいました。 下戸だけど好きですね。「車屋さん」の都々逸のパート練習しますね。

 

で、2時間弱飲んで歌って帰宿。

部屋のテレビでリアルタイムのキングちゃん見て笑って就寝。

今週のキングちゃんも笑いました。大喜利とコントと色んな角度からの笑いが詰め込まれてるの好きですねぇ。

 

という1日目ね。

朝起きれば2日目です。そりゃそうです。

 

ちょっと疲れたので続きはまた次回。

 

では、こりゃまた失礼いたしました。