なんてたってジョニー

茅ヶ崎のゆとりがコカコーラ片手に

「勝手にふるえてろ」

 

どうもこんばんは。

 

今日ははるばる小田原まで、ずっと気になってた松岡茉優さん主演映画「勝手にふるえてろ」を観に行ってきました。

平塚すぎると車窓が懐かしいのね、東海道線

 

いい映画だった。

今、言葉にするにはどんなのがいいかすごい悩んでる。

私には経験のない恋愛体験なのにすごい共感をした。どこにかな。

恋愛に対してよく「臆病」って言いかたするけど、あーちょっと違うんだよな、って思った。

そもそも恋愛って赤の他人を無条件で受け入れ合うことだから、臆病とかそういうんじゃないんだな。私がそんなに深く介入していいの?って。

でもね、本当によく分かるんです。些細なことを自分で勝手に解釈して傷ついたり、喜んだり。疲れるんだ。でも、自分がそれを心底楽しんでるんだ。わくわくしてるんだ。昨日なんでもなかったアンモナイトの化石が、今日は好きな人との思い出の品に変わったせいでとんでもなく愛しくって、明日になるとマフラーで覆って隠したくなるほど憎くなるんだ。赤いポストイットだってそう。

好きな人にベクトルを向けるのって辛いんだよ。すごい分かる。後になると、なんてことないやって楽になれるんだけどね。
  
自分と世間との距離。孤独。ズキズキする心の痛み。空回りのときめき。

10年間一人のことを妄想で想い続けるなんて経験ないし、好きな人と付き合ったこともない。だけど、すごく共感して、ため息が止まらない。

 

こじらせ過ぎた良香の恋愛感情にも共感しできるところはあるけど、二の気持ちがすごいわかる。いい奴だよ。ピクニックで良香が放った「好きな人といるより自然な人といたい」って言葉は恋愛の延長線で的を射てるんだけど、それを言われた二はいたたまれない。なのに、良香は二からの告白の時に抜けていた「好き」という言葉を求める。女って分からないね。ラストの玄関先のシーンでどんどん切なさと愛おしさが込み上げてくるのとは裏腹に、笑いしか湧き上がらない2人の会話はテンポといい、ツッコミといい、笑えば笑うほど二がいい奴でしかなくなる。

 

キャスティングと配役がバッチリ。

片桐はいりさんが窓から顔を覗かせてオカリナを吹く画の爆発力よ。人形みたいな格好の趣里さん。松岡さんとは去年の舞台「陥没」で同級生役で共演。何よりも「色即ぜねれいしょん」で知った渡辺大知さんのあどけなく、まっすぐで、純情な二は素晴らしかった。もちろん、松岡さん。喜怒哀楽の一つ一つが繊細で「喜」「怒」「哀」「楽」の中でもさらに細かい感情が込み上げてて携帯を投げる仕草、アンモナイトの化石を愛でる仕草、どの仕草や動きをとっても「江藤良香」その人だった。

 

名前が「岡 里奈」とか「久留美」とか「紫谷」とかちょっと引っかかる。一と良香の最後も名前がキッカケだし。

 

明日朝一で原作とシナリオ買ってこよう。

 

見終わったあと、私が勝手にふるえてしまった。

帰りにJR鴨宮駅の階段に貼られてたポスターの松岡さんは寒そうな雪国のかまくらの中で全然ふるえてなかったな。

 

では、こりゃまた失礼いたしました。