桑田佳祐 @ROCK IN JAPAN FES 2017
どうもこんにちは。
昨日は茨城県はひたちなか市へROCK IN JAPAN FESに参加してきました。
お目当てはもちろん、このフェア出演が15年ぶりとなる桑田さん。
気合を入れて攻めた私は前から3番目くらいの位置に。私の生桑田史上、最近の距離感。もうずっとワクワク。
日が落ちて辺りが薄暗くなった18:30。イベント最大の6万人を収容するGrass stage上にファンなら見慣れたいつものサポートメンバーの面々が上がるとそれだけで観客のテンションは急上昇。
「金原さーん!」「片山さーん!」「誠さーん!」って声が上がるほど。
M1 悲しい気持ち
桑田ソロ作品の一曲目。お決まりの奈落からバーンと飛び出してくる演出は残念ながら見れないものの、先行するイントロに乗って桑田さんが下手から出てくると、高かった客席ボルテージはさらに最高潮。
「Just man in love oh yeeh yeeh yeeh」は客席と一体になってのコール。もちろん、ラスサビ前の右左右左の振り付けもフロント3人で見せてくれて、一曲目からサービス満点のファン冥利に尽きる演出。
M2 恋人も濡れる街角(替え歌)〜スキップビート
「二日目の今日、大トリでじじいが歌う。最後まで聞いてくれるかい?B'z、RADWIMPS、ゆず、サカナクション、そっちの方が全然いいと思うけどね。」
と、「恋人も濡れる街角」の自虐的な替え歌で会場に笑いを誘うと、誠さんのギターイントロから聞こえてくのKUWATA BAND2枚目シングル、スキップビート。
特にこの曲はバックのトランペットが超絶かっこいい!
あのバカみたいに広い会場にマイクが付いてるとはいえ、一本で響かせる馬力にはびっくりと感動。
この曲でも、サビでは会場みんなで「スケベー…」じゃなくて「SKIPPED BEAT SKIPPED BEAT SKIPPED BEAT」とコール。大盛り上がり。
MC
「どうも、谷田部みね子です。」と「ひよっこ」をいじっての挨拶から始まり、渋谷社長からの出演依頼からの経緯を毒混じりで説明。
「『出ろよ』って『出てください』とかじゃないのね。それで出ることが決まったら『短めにやれよ』って腹が立つから4時間くらいやってやろうかな。」
渋谷社長への報復のため、Amの曲しかやらない宣言。
「夏にね、暗い気持ちになるよ。もうね、60過ぎると指が届かないんだよ。」
音楽は当然、こういうMCの冗談にもいつでも桑田さんに合わせて、のってって対応できるサポートメンバーの皆さんと桑田さんの信頼関係は本当にすごい固いものなんだと、ちょっとした場面からも垣間見れる瞬間もありつつ。
M3 愛のささくれ
今月23日発売のアルバム「がらくた」の中の一曲。
ラジオで数回放送された程度の曲なので、知名度もそんなに高くないものの、曲の雰囲気が会場を圧倒。
最近、ロック路線から歌謡曲路線への移行が際立つ桑田さん。ロック路線の有名な曲しか知らない人たちからすると、この曲の桑田さんは新たな一面に映ったのかもなんて思う。
M3 大河の一滴
UCCのCMでおなじみになった一曲。これ、めちゃくちゃカッコいい。曲調としてはロックではないんだけど、ロックっぽく歌う歌い方がすごくカッコいい。
金原さんのバイオリンとの掛け合い、TIGERさんとの間奏のセリフ。まさにライブで聴く醍醐味を感じちゃう。
こんなに素晴らしいのがあそこで一回しか聞けないなんて…
M4 東京ジプシーローズ
痺れる選曲。知名度はほとんど高くないものの、曲はすごくかっこいいので会場では知らない人を置いてきぼりにする事なく、大盛り上がり。
Bメロの「自由」で乗れたかどうかが桑田ファンの人とのちょっとした分かれ目。でも、本当にそんな隔たりを感じさせない盛り上がり方。ああいう会場の一体感はその場でしか感じられない刹那的なだけどずっと心に残る最高の時間だなと実感。
M5 東京
空を見上げると雨が降りそうで降らない曇り空。そんな雨雲の元聞こえてくる次の曲は東京。
ちょっと本当にAmの曲が続くじゃん(笑)
間奏のソロでは桑田さんが担当。作詞作曲や歌い方がフューチャーされることが多いけど、桑田さんのギターって本当はすごい上手いんですよ。いや、本当に。
自身のラジオ「やさしい夜遊び」(TOKYO FM毎週土曜23:00~)での生歌のコーナーでは時たまそんなギターテクを聞けることも。
私はこの曲のラスサビ前の6/8拍子の8符を刻むピアノが好き。昨日も片山さんの力強いタッチが印象的。
MC
機材トラブル対応のつなぎのための長めのMCも飽きさせないおかしなおしゃべり。
エレカシ、ゆず、[Alexandros]、とその日の出演者の労をねぎらう場面も。
中には、「[Alexandros]ね。どうして彼らはあんなに上手いんだろうね。楽屋がすぐそこにあるんだけど、聞いてて自信なくしちゃうよな。」と若手をべた褒めする場面も。
印象的だったのは9年前に別のイベントで共演したというエレファントカシマシのボーカル宮本とのエピソード。
「とってもいいやつで何かあげようかなと思って薬あげたんですよ。砕いて鼻から吸うんだよって教えてあげてね。いやいや、一時間前に飲むと声がよく出る薬なんでけどね。そういや、今日挨拶こねぇな、あいつは」とさすがオチまでしっかり。
M6 若い広場
会場が茨城なために外せない一曲でしょう。
「いばら『ぎ』じゃありません。いばら『き』です。1人の行方不明者がいなくなったんじゃありません。うちの夫人を探してくれと言ってるんです。」
と、主題歌にもなってるNHK朝の連続テレビ小説「ひよっこ」の名シーンを再現して見せる場面も。
MVで合唱されてる「わーかーいひーろばー」の場面ではバックのスクリーンには歌詞が映し出され、会場ではMVさながらの6万人の大合唱が。これ以上一つにならないんじゃないかという一体感。
最後は「明日誰かが待っている」の歌詞を間違えるというハプニングも。
M7 オアシスと果樹園
桑田さんのライブの特徴はオリジナルのイントロが用意されてること。
一瞬、ん?なんだこの曲?ってのを挟んでから聞き覚えのフレーズで一気に会場のボルテージを上げるのが最高に上手。
オアシスと果樹園では、原型のイントロの形を多少残しつつも全く違うテイストで披露。
それにしてもこの曲、確かにJTBのCMで使われてるけど、だからって発売前の曲で盛り上がりすぎじゃないか?と思うくらいの会場の熱狂ぶり。
私も今回のアルバムの中では一番楽しみな一曲なだけにずっと跳ねちゃった。
M8 波乗りジョニー
片山さんのシンセからおなじみのイントロが聞こえると会場からはこれ以上ないほどの歓声が。
もうみんなずっと終始ずっと跳ねて、手を打って、歌ってって大興奮。
もちろん、いつもの水着美女たちも登場。
それにしてもあの中に毎回1人くらい知り合いに似た子がいるのって結構あるあるじゃないですかね?
間奏では、サザンのライブだったら「みんなのうた」でおなじみの放水も。
私も生涯初、桑田さんからの放水を受けてもう一生シャワーを浴びないことを決意。(今朝浴びちゃいましたごめんなさい。)
最後には前日の出演で注目を浴びたB'zの代表曲を「ウルトラソウル!」と叫んで聞かせる場面も。これには会場からは大きな拍手と笑い声。
M9 ヨシ子さん
下手からはイメージキャラクターとも言うべきお化けも登場。
ステージの両サイドを下からライトに照らされながら行ったり来たり。ちょっと不気味(笑)
うちで聴いてる時は正直そこまで熱くならなかったけど、ライブ会場でああやって聞くとめちゃくちゃボルテージの上がる曲だと実感。今後のライブには外せないナンバーだと確信。
アンコール ROCK AND ROLL HERO
一回、袖にはけたメンバーが舞台に戻ってきてアンコールで聞かせてくれたのがこの曲。
やっぱりアンコールを飾るのにぴったりな一曲。
最高だよね、桑田さん。
「今できることはなんだ。」という、この日オリジナルの歌詞も披露。
この曲も間奏のピアノがめちゃくちゃかっこいいんだよなぁ。敦夫さん、さすがです。
久しぶりの生桑田さんに、私にはついてるはずのない子宮がうずいちゃってしょうがない(笑)
本当に最高の一時間でした。
人生初の音楽フェスを桑田さんのおかげでめちゃくちゃ満喫できた、1日でした。
ありがとう!!
では、こりゃまた失礼いたしました。