平成の「?」→「!」
どうもこんにちは。
フランス革命の頃の話。
傑作ミュージカル「レ・ミゼラブル」の原作を書いたヴィクトル・ユゴーは出版されると売れ行きが気になって編集者に手紙を出す。
「?」
と書かれただけの手紙を。
売れ行きがよかったので、編集者は早速返事を出す。
「!」
と書かれただけの手紙をユゴー同様に。
そんな話。
今日は高校時代からの友人の誕生日。とりあえずLINEを送りました。
高1で出会ってから、もうかれこれ8年。
でもね、ただの一度も誕生日に「おめでとう」と言ったことがないのよね。
高校生活が始まって約3ヶ月、部活の仲間や学校生活に慣れてきた梅雨明け近い6月30日。
今日は奴の誕生日だってことは朝から分かってたの。同じクラスの子に聞いた話だと、朝はまだ来てないらしい。誕生日に遅刻かよ。
なんて笑ってた二時間目が終わった頃、駐輪場に奴とその隣におじさんとおばさんを従えて担任と何やらしゃべっているのが見えたの。数人で駐輪場に向かうと、足やら、腕やらに包帯を巻いた様子。
そう、事故ったんです。
誕生日に車に当てられて来たんです。
奴と出会って初めての誕生日に、私が送った第一声は
「ねぇ、大丈夫?生きてる?」
だった。
高校生のノリって馬鹿なもので、それ以来毎年誕生日は「おめでとう」じゃなくて「事故るな」を送る。
すると「ありがとう」の代わりに「気をつける」が帰ってくる。
これが私の奴に対する誕生日の祝い方。
もうかれこれ8年目。
いつか普通におめでとうと祝う日が来るのかな。
馬鹿な高校生のノリは馬鹿な23歳が引き継ぐ。
では、こりゃまた失礼いたしました。