すごく雨読
どうもこんにちは。
やっと梅雨って感じですねぇ…
暑い日差しも好きだけど、こういう家に籠りたい気持ちの背中を後押ししてくれる雨もいいもんですねぇ。
まさに晴耕雨読ってやつだ。
最近読んでるのは
窪美澄著『水やりはいつも夜だけど』
戸田山和久『哲学入門』
くらいかなぁ…
私は普段からカバンの中に本を3冊くらいは入れておかないと気が済まない人間で、電車とかカフェとかでパラパラとね。
その時の気分で読みたいものも変わるので、3冊くらいはいるんですね。
私は平均して月10冊は読むかな…
でも、初見ばっかりじゃなくて、読み返したりするのも含むし、短編小説のお気に入りのを一つ二つだけってこともあるしね。だから実質も読書量はもっと少ないかな…
本屋はすごく好きで、だいたいどこの町や駅でも大きな本屋に入っちゃう。
本屋に入るが最後、買わずに出てこれることなんて本当にごくごく稀。必ずなんか手に取っちゃうのよね。
だいたいはジャケ買いで、タイトルだけで選んじゃう。それが面白いとその作家さんの作品をずっと追っかけて探していく。そんなにスタイルが私の選書基準ですね。
最近だと、前述の窪美澄さん。
彼女のは映画にもなった『ふがいない僕は空を見た』が面白くて、見つけてたら手に取るようになっちゃった。最近だと『よるのふくらみ』はすごくよかったな…
この人は今まで書かれてきた数ある古今東西の人間の感情の隙間を縫っている感じ。近しい感情をもっと正確にセパレイトして微妙な違いの間をいく。
その描き方が現代とすごくマッチしていて、もっと青春時代に読んでおきたかった作家さん。
もちろん、今からでもとても楽しませていただいております。
買って数ページ読んだらつまらなかった本もいくらもあります。
でも、作品がつまらないのか、私が世界観について行けていないのか、定かじゃないからね。
「これはつまらない本だ」とは口が裂けても言えないよ。せめて、その作家の全著作を読んでそれでも面白いと感じなければ、「私には合わない」という言い方はできるだろうけどね。
それでいうと『金閣寺』『仮面の告白』を読んで「三島は全然理解できん」と思って悔しいからからの作品は全部読んでやった。そしたら、唯一、『潮騒』という作品だけはすごく好きで、私的傑作に入って、今でも夏に読みたい一冊。
そんな出会い方もあるのね。おもしろい。
つまらなかった本は机の上に積み上げられて、ふとした時に、それはもう1年経ってることもあるし3年経ってることもあるんだけど、読んでみるとあれ、面白いってことになってたりもする。
そんなこんなで、すぐ読まなきゃ義務からの免責がいつの間にか増えていく私の読まれ待機中の本を増やしていくわけだ。
時間とお金とスペースの問題ね。
明日は晴れるかなぁ…
では、こりゃまた失礼いたしました。