最後から二番目の恋 〜なんてたってキョンキョン〜
どうもこんにちは。
やっぱり毎日書くってのは難かしゅうございますね。
テレビを置かない我が家では静寂に耐えかねて基本的にラジオをかけてるんですが、時たまDVDを見たり、アプリの見逃し配信でバラエティを見たりとかしてます。
ここのところ、ちょいと昔のテレビドラマ『最後から二番目の恋』を観てるんです。
これは本当に面白いね。
だって、四十五独身女の恋に仕事に事情を23歳の若造がなんとなく共感しちゃう、共感させちゃうんだもんね。
「こちとら悲しいほどに大人だからね」
こういうセリフが切ないだけじゃなくってかっこよく聞こえるのはやっぱり小泉今日子だからでしょうか。
脚本は現在放送中の朝ドラ『ひよっこ』や映画『世界から猫が消えたなら』と話題作のクレジットにはほとんどその名を見つける脚本家の岡田惠和さん。
なんとないシーンのなんとない一言がちょっぴり切なかったり、深かったり、そんなセリフが魅力的な私も大好きな脚本家さんの一人。
主演は前述のキョンキョンこと小泉今日子さんと中井貴一さんのダブル主演。もう掛け合いのテンポ感が最高。見所は穏やかな朝の挨拶からちょっとづつ転がっていつの間にか口喧嘩に。なんて掛け合いがめちゃくちゃ面白い。
このお二人の周りを固めているのは坂口憲二さん、内田有紀さん、飯島直子さん、浅野和之さんなどなど安定感のある実力派ばっかり。
脚本家に役者にここまで揃えば、名作の条件がばっちり揃って面白くないわきゃあないね。
また、舞台は鎌倉と私にはちょっと身近で、観てると「あ、ここはあそこだ」と一度鎌倉に行ったことある人ならちょっとわくわくしちゃうロケーションも魅力的。
物語は鎌倉市役所の観光推進課に勤務する永倉和平(中井貴一)は娘のえりなを男手一つで育てながら、双子の兄妹真平(坂口憲二)と万理子(内田有紀)の面倒をみながら、嫁に行った妹典子(飯島直子)が夫婦喧嘩のたびに帰ってきてはわーわー騒ぎ立てるのを諌めながら、穏やかな生活を送っている。そこにテレビ局のドラマ班勤務の吉野千明(小泉今日子)が結婚を半ば諦め、終の住処に昭和の懐かしさの香りを求めて鎌倉の古民家に決め、引っ越してくるところから始まる。
仕事に生きるもまだちょっと恋が諦めきれないキャリアウーマンの千明と真面目に実直に家族の面倒をみるもその真面目さゆえに家族に少し煙たがられるお役人の和平を中心とした大人の恋模様を書いた群像劇。
この脚本のすごいところは、場面が割と多いのにきっちり整理されているので話の展開、大人の恋模様の共感にうまく繋がっているところ。
千明と友人たちの女子会、千明の職場、永倉家、典子一家、和平の職場と各シーンでいろんな人が出てくるので誰でも共感する立場やセリフがあるのが、23歳の私もハマった一因なのかね。
23歳の私でいうと、千明の45歳まであと22年。もちろん、男女の違いはあるにしてもあんなにカッコよく生きられるのかしら、とか思っちゃうの。
45歳になって見返したら、今は見えてこないところが見えてきたりするのかしら。
将来、見返すことが今からちょっと楽しみな名作ドラマ。
気付きましたか?
今日は太字と引用機能を初めて使ってみました。
これくらいは問題なくできますね。目次とかどうなのかな…
近々やってみましょう。
では、こりゃまた失礼いたしました。