楽しむ職業marryさん
どうもこんばんは。
昨晩は下戸が生意気にもしこたま飲んで朝から頭痛…
ああ、これが世に言う二日酔いかぁ…
齢23にして人生初の二日酔いに大人になった感慨深さ。
ちなみに私が人生において大人に感慨深さを経験したのは、たらの芽の天麩羅を塩で食べて美味しいと感じたときと合わせて2回目。だって、たらの芽の天麩羅ってだけで大人な食べ物なのにそれ塩で食べるって結構な大人じゃない?
まぁ、私の大人談はいいやね。
で、なんでそんなにしこたま飲んだかと言うと、駅から家までの通りにあって、越してきたときから気になっていたジャズバーの扉を開いたのが始まり。
小雨の中自転車を漕ぎながら、店の前を通るとサックスの音が。何かやってるな、とそそられ自転車をお店の前に停めて店の中へ。
どこのバーでも、いや、バーだけじゃないね、一見のお店の扉を開ける時の緊張感たるや。まして、ドアにベルのようなものをぶらせげて、カランカランなんて鳴らそうもんなら、私にはなんたる不似合いな場所に来てしまったんだ、って一瞬の後悔。
が、この店にはそれが全然ない。
だってみんなステージのセッションに夢中で私が鳴らした懺悔の念のこもったベルなんか耳に届いてないんだもん。
キョロキョロしてると、ちょっと年配の女性に席に案内され、ノートを渡される。そこには、名前と楽器がズラーっと書いてあって、私にもそれを書けとな。
「今日は楽器ないのでここで聞かせていただきます」と断ると
「なんか出来るでしょ?なにやるの?」と食いついてくるので
「トランペットとパーカッションを」と答えると、
「あるわよ」と奥からボンゴを取り出してきて渡されちゃう。
しょうがないので、適当にリズムを刻んでると、隣のおじさんにセッションに誘われ、てんやわんや。
ドキドキだし、数年ぶりのラテン楽器でスラップ(甲高い音を響かせる奏法)は鳴らないし、でも、自分がすごく楽しんでるのはよく分かったな。
ああ、音楽やるワクワクはこれだって。
最後の締めに往年のジャズの名曲、『Take a Atrain』をやることに。
そこで、4小節のアドリブソロを回されてテンションはめちゃくちゃハイに。
一見にこんなに親切に輪に入れてもらって楽しくて楽しくてついつい飲んでしまって、この始末…
ま、こんな二日酔いなら毎日だっていいかね…
そこの店主marryさんがかっこいいのなんの。
最初に私にノートを渡した女性がそのmarryさん。
彼女からは音楽を心底楽しんでるのがジンジン伝わってきて、それが共鳴して、marryさんに負けず劣らず音楽を楽しんでる人が自然と集って来る。そんなお店。
marryさんはバーの店主と言うよりは、音楽を楽しむことが職業みたいな人で憧れちゃった。
久しぶりにトランペット引っ張り出して来て練習しようかなっと。
人生をぼーっとしに茅ヶ崎に来て12日目にしていいお店を見つけて、少しこの先のことも思案しちゃってね…
そういえば、私がなぜ茅ヶ崎に越して来たのかまだですね。
おそらく私の人生の中で最もクズ期に突入した話をもう少ししたらしましょうかね。
興味ないかな…
では、またこりゃまた失礼いたしました。