10月からの新ドラマ
どうもこんにちは。
もう10月も半ばに差しかかろうとしてるな。
昨日、布団の中で瞼を閉じるまでは6月だったのに。
秋クールのテレビドラマが始まる。
前クールはサブカルちっくなドラマがサブカルを中心に書くことをうまい具合に成立させたドラマ(「下北沢ダイハード」「ハロー張りねずみ」)がキラリと光るクールだった一方、ベテラン脚本家による安定した作品がちょっと期待はずれな感じだった。
今クールはなんてったって…アイドル、もとい、キョンキョン。
そう、「監獄のお姫さま」
クドカン×キョンキョン×TBSという、おそらく「マンハッタンラブストーリー」以来のタッグ。
クドカンが書くおばさん群像劇の期待に胸が高まるね。
周りを固めるのは森下愛子さん、満島ひかりさん、塚本高史さん、猫背椿さんとクドカン作品お馴染みの面子に加えて、菅野美穂さん、坂井真紀さん、夏帆さんと新しい座員も登場。
キャスティングだけでもワクワクだね。
もう2話まで放送中だけど、綾瀬はるかさん主演「奥様は取り扱い注意」
主婦版「三匹のおっさん」的な爽快勧善懲悪コメディー。
綾瀬はるかさん、広末涼子さん、本田翼さんの3人のキャラは定石どうり、王道の設定。
秘密多き綾瀬はるかさんと、その夫役西島秀俊さんとの今後の関係とか分かりやすい伏線で安定した感じ。
こういうのいいよね。
奇をてらわないドラマが1クールに1本は欲しいかなと思う。
サブエピソードに3人の主婦の「取り戻せ!旦那との熱い夜!」的なエピソードが添えられてるのにニンマリ。
もう水戸黄門になるじゃないかというくらい定番になった医療ドラマ「ドクターX」
米倉涼子さんの代表作になっちゃったね。
「私、失敗しないんで」というお決まりのセリフ通り、絶対にオペで失敗しないんで主人公の自信と一匹狼を貫く格好良さは見てて爽快。
権威に取り巻く医師たちの人間模様に今回は大きな動きがあるのかな…?
シリーズもここまでくると大門だけでなく、お馴染みの先生たちのキャラが定着しているからやりとりや小ネタに安心して笑えるのもいいね。
まさに時勢を斬ったかのようなサスペンス「ブラックリベンジ」
世相を意識しすぎかな。
こういうのは派手だけど、中身は無難だったりするよね。
ここまで2話放送されてて、近年の行きすぎたマスコミ批判的なのはあまり感じず。
「復讐に燃える女の過去」的なサスペンスにとどまるのかな?
DAIGOや鈴木砂羽さんの伏線めいた演出への期待が過度すぎないといいんだけどね。
まぁ、今の所はざっとこんなんですかね。
まだ面白そうなのはあるんで、機会があれば。
では、こりゃまた失礼いたしました。
寝て起きて寝て起きて、どうなるでしょね
どうもこんばんは。
今日はなんと無駄な休日を過ごしてしまったことか、とこの時間になっていろいろ思う。
まぁ、休日の度に予定があって、どこぞに出掛けて、なんてそんな充実した休日はSNSの中だけの話であって現実にはあるわきゃない。
それにしても、今日はずっと寝てたな。
昨夜、高校の後輩と3時近くまで電話して、と言っても酔った私が一方的に話していただけのような気もするけど、いかんせんへべのれけの中での電話で覚えてない。
起床が11時半。
アプリで「ゴットタン」と「勇者ああああ」を見ながら、一斤まるまる残ったまま賞味期限を迎えようとしている食パンを弔うために、3枚分のフレンチトーストを作って、こんな時にバニラエッセンスとかあったらいいなぁ、なんて考えて食して、いつの間にか寝てた。
起床(2度目)が17時。
18時からバイトだ。
ああ、無駄に過ごしたなと思いながら、夕飯用にナスとキャベツとピーマンとひき肉を味噌で炒めておいて、シャワー浴びてバイトへ。
先月から初めた居酒屋のキッチン。
まだシフトの人数に含まれていないから、気楽にできる。
22時でさっと上がって帰宅。
で、風呂にお湯を入れつつ、夕飯を食べて、今に至る。
ちょいと前から、時間を有効に使うために、一週間分のto do リストを製作することに。
今日は、トランペットの練習に、コンロ周りの掃除をする予定だったのに、結局何もやらずじまい。
長さんも嘆くね、ダメだこりゃ。
来週から、もうちょいとしっかりしよう。
とりあえず、明日からチャリ通勤。
江ノ島まで40分。行けるだろうね。頑張ろう。
それから、トランペットもちょっと本腰入れよう。
欲をいえば、ドラムも練習したい。毎日スティックだけでも握ろう。
こんな日々を送っていてどんな将来が来るだろう。
最近、本当に思う。
会社勤めをしていないからかな。
不安とは違うけど、たまに思うとゾッとする。
ジャズバーの常連さんに前に言われた。
「あんたはきっと人に好かれる星の元に生まれてきたんだね。分かるよ。そんな気がするもん。大丈夫、今何やっててもなんかの糧になるから。」
きっと今一番言われたい言葉だ。
この人のライブが21日にある。
出演を依頼されてるので、張り切ろう。
では、こりゃまた失礼いたしました。
『男ともだち』
どうもこんばんは。
今日はここ最近読んだ本の紹介を。
千早茜 『男ともだち』
最近、見つけて読んでる作家さんです。
ジャケ買いをした『あとかた』に続いて2冊目でした。
今作も期待を裏切られず楽しませていただきました。
男と女の友情は成立するのか、なんていうのはよくあるっちゃあるし、古今東西のテーマだけど、それって友情or恋愛の二つしかみてないけど、実はそんなことはなくて、恋愛に近い友情(異性に限らず、同性の間でも)もあるし、友情に近い恋愛もあるもの。この作品はそこの描かれ方に共感が持てちゃう。
別に肉体関係のあるなしでも、気持ちのあるなしでもない。もっと大切なことがある。
2人の関係は、2人の間に流れる空気は、2人にしか感じ取れないし、共有出来ないもの。
恋人と別れて、不倫相手と別れて、最後に残る男友達に主人公は大きな影響を受けて、でもそれは、主人公が生まれ変わるんではなく、元々の主人公が解放されていく感覚。
それは、男友達が主人公をよく分かっているからで、深い理解がある。
私が中学時代に1年半ぐらい付き合った子との関係を思い出した。
私たちは今でも連絡を取るけど、頻繁にはしないし、会ったりなんて滅多にないけど、それでも、どちらかになんかあると、電話する。必要を感じれば、会う。そういう関係。
お互いの仕事のこと、お互いの恋愛のこと、なんかモヤモヤすることを語り合う。
言わなくても感じてることが分かるし、お互いが一番かけてほしい言葉が分かっている。
変な話、あやつが今お付き合いしてる彼氏さんよりはあやつが分かるし、私が前に付き合っていた彼女よりもあやつの方が私のことを分かっていた。
でも、それこそ流行りの言葉をお借りすれば、男女の一線を越えることはないし、よりが戻るとも思わない。戻したいとも思わない。
あやつが住むとこがなくて、仕方なくうちに置いてた時期があったけど、生活し易いし、下手な気を遣わない分居心地が良かった。
私たちの関係よりも深い理解が主人公と男友達にある。
一見、突拍子のない男友達の行動がいつも主人公に寄り添っていて、主人公を楽にする。
これは相手を深く理解出来ていないと出来ない。
でも、理解が深いことと恋愛感情があることは別で、登場人物の中には「肉体関係を持って幻想の関係を壊してしまえ」という人もいる。
でも、特別でいたいとか、幻想にすがりたいとかというのではなく、一番居心地のいい関係には落ち着いている。
友達でも恋人でもない微妙な関係。
でも、周りはこの空気感を分かってはくれないから、 変な誤解を生まないために「男ともだち」にくくっておく。
でもそれは、決して私たちが普通に思う友達ではない。
実はもっともっと貴重な関係。
男女の関係に新しい考え方を与えてくれる作品でした。
よろしければ、ぜひ。
では、こりゃまた失礼いたしました。
キングオブコント2017
どうもこんばんは。
ちょっと前、一昨日の日曜日。コントの日本一を決める大会、キングオブコント2017を視聴。
この大会、優勝してもテレビで跳ねるかどうかは別という曰く付きの大会。
確かに、去年優勝したライスを今年に入ってから全然見てないね。ま、私もテレビを観てないが。
私はジャングルポケットの一本めのネタがお気に入り。
あれは良くできた構成。
3人がみんな順番にエレベーターを止める自然な理由づけが見事。
まず、エレベーターが来ないところから「なんでこんな時に46階なんだよ」という斎藤のつかみの小さな笑いでしっかりウケておいて、徐々にエレベーターを進めたい、止めたいが交錯して、笑いを大きくしていくうねりが完成されている。
あとは、劇場慣れしているのか、客席の反応が見れていて、笑い待ちがあって次の展開まで安心して笑ってられるね。
くすぐりが一つ一つ受けるので、構成の笑いと増長して面白さが倍増。いいね。
さらば青春の光の2本目は設定が見事。
パワースポットを舞台にしたいい設定。
警備員の「全然幸せじゃないですよ」の大きな展開までの小さなくすぐりによる伏線の貼り方と情緒が崩しながらの回収が面白いこと面白いこと。
バナナマンが絶賛するほどだからね。
1本目はあり得るところからからあり得ないところまで徐々にスライドさせていく王道の構成は見事なんだけど、イマイチどっとウケるくすぐりが見つからない。それが、審査員の三村の「笑わないオレがいる」発言になるんだと思う。
今大会を語るにはやっぱりにゃんこスターは避けては通れないでしょうね。
コンとかどうかもわかんないよね…
内容はよくあるスカシを引き伸ばしたような感じ。
ツッコミがスカシに乗っかるのも定石通り。なのにこんなに面白いのはなんででしょう。
しかも、1本目と2本目が同じ構成なんだよ。
1本目のサビの動きを2本目で入れて「これ見たことある」と振ったりとか。要は1本目が伏線で2本目で回収という今までになかった壮大な構成。
あとは、地味に2人ともノーミスなんだよな。こんだけの大舞台ですごい肝っ玉。
異色さと度胸が準優勝に繋がったんですかね。
優勝したかまいたちね。
1本目も2本目も一つの設定をズラさずにそれを推し進めるタイプのネタの精度の高さ。
ちょっとサイコパス入ってるところが私の好み。
「各所のうっ血がすごい」「先がないやろ」「目処が立ってんねん」「痛さと脱げ具合が割にってないねん」
このワードウケてたな。
思えば、バイキングの「なんて日だ」とか東京03の「拾え拾えー」みたいな構成による展開でも、くすぐりでもないワードと言いかた、勢いが大きな笑いのうねりを作るんだよな。
かまいたちは上手くそれを巻き越して見事優勝。
あとは、GAG少年楽団ね。
いいコント。うまい。
これはショーレース向かないけど、劇場や舞台で観たら絶対笑うよな。
「俺たち幼馴染の恋路進の遅過ぎねぇか」で一気に展開させて、焼肉と3人の関係を上手くシンクロさせながら「焦げていく特上ハラミの気持ち考えてあげてよ」からのたたみかけ。大きな笑いこそ起こらないけど、安定感抜群のトリオでしたね。
と、本当にコント面白いよな。
触れなかった人達も決勝だけあって本当に面白かったね。
偉そうなことベラベラ書いてすいませんでした。
次は年末のMー1ですね。
楽しみだ。
では、こりゃまた失礼いたしました。
生産性のある生活とは
どうもこんにちは。
最近考えること。
生産性のある生活とはなんぞや。
朝から働いて、夕方に帰宅してから、夕寝したり、音楽聞いたり、映画見たり、ジャズバー行ったり、私の生活の生産性はどこぞへ行ったんだ。
そもそも生産性とはなんだ?
たとえば、朝から働いて賃金が発生してるんだから、これもある意味生産してるわけよね。
でも、何か生産したい欲に満ちた私はそれじゃ満足していないご様子。
それじゃ、何を生産したら私は満足するんだろう。
私は何を生産したいんだろう。
おんなじようだけど、微妙にちょっと違う問いが次々に流れてくる。
物理的生産なのか、知的生産なのか、それがどういう形で現れたら、私は満足するのだろうか。
この更新も生産性の現れなのか。
なんかもっと違うことのような気がするね。
もうちょいと踏み込むと、生産性のある生活を送るとどうなのか。
ただただ、仕事と生活が続くんではいかんのか。
充実した生活にこだわるのはなんでだ。
と、終わりそうがないね、この話。
帰着点が見えない。
もうちょっと考えて出直してきます。
では、こりゃまた失礼いたしました。
前回は文永の役
どうもこんばんは。
とんでもなく久しぶりの更新だ。
最後の更新が9月の初めだから、弘安の役があった頃ですね。
2回目にモンゴルが攻めてきた頃ですね。
…なんて本当に北朝鮮が攻めてきそうなこのご時世にはちょっと不謹慎ですな。
更新が滞ってたこの期間、何をしてたかと言えば、特にこれと言ったこともなく、ただただ日々を消化するだけ。
ロウソクが溶けて短くなるのを見てるだけみたいなもの。
寝間着の半ズボンがくるぶしまで伸びて、薄手のパーカーを重ねるようになったぐらい。
9月は本当に不毛だったな…
さて、なんで久しぶりの更新がこんな更けた時間かと言うと、せっかくの休みだった今日を風邪で一日中布団の上で寝て起きての繰り返しで過ごして、気付けばこの時間。
昼間寝て過ごしたツケは深夜にやってきて、寝れないなぁと思いつつ、新しく買ったキーボードケースがいじりたくて文章書こうってなわけです。
明日からはまた色々頑張ろう。
色々ってなんぞやって言うと、色々なんですね。
ここで明確にしちゃうとね、出来なかった時に色々と思うじゃない?
そういうのは今はいいかなと。
時間が経ってから後付けで、これ頑張った、あれ出来たって思えばいいじゃないか、という随分いい加減なやつですよ。
なんか分かんないけど、GYAO!で『いつかティファニーで朝食を』を観ながらの更新でした。
皆さんは何を見たり、聞いたりしながらこれをお読みなんでしょうね。
では、こりゃまた失礼いたしました。
星新一はまだまだずっと先
どうもこんにちは。
今日はちょっとした用で渋谷まで。
久しぶりの都会。喧騒さが静かにしんみりさせる懐かしさ。
茅ヶ崎に越してくる前は、新宿まで電車で乗り換えなしの30分強のところに住んでいて、仕事、まぁ厳密には仕事と言えるほどのことじゃないんだけど、は渋谷近辺から都内をグルグルしていたので、都会のうるさい感じはずっと身近にあったね。
そういう環境で育ったせいか、小学校低学年の時に初めて星新一を読んだときは、自分が大人になる頃にはこんな世界になってると確信に近いものを持っていた。
そこに未来に対する希望とか、逆に反感みたいなものはなく、当たり前のことを言ってるんだと、天気予想みたいな感覚だった。
私の頃にはSFは結構あったし、きっと私より年上の方たちほどのセンセーショナルさはなかったからってのもあるんだと思う。
N博士が発明する薬、全部を機械が支配する世界、そんなものはすぐ目の前の未来だと思ってた。
茅ヶ崎に越してきてすぐのこと。だから、6月始め。荷解きしようと段ボールを開けるとびっしりの文庫本。
一番上にあった星新一を久しぶりに手に取ってみる。
あーこの感じだ。
淡々と語りかけられるのに、S氏は何かに急いでいる。迫られてる。
理想なのかどうかもわからない無機質な未来。
久しぶりに読むと、星新一のアイロニカルな書き方にハッとする。
昔はこの無機質さが当たり前のことを書いているように思わせていたけど、そうじゃない。星新一はこんな未来は情けないねって語りかけていたんだ。
久しぶりに読んだ私は、そのアイロニカルさが面白くて、星新一の書く未来に嫌気がしていた。
ちょっと読んで、茅ヶ崎の街を思い出すと、都会の喧騒さは全くない。
駅から5分も歩けば、空を囲う高いビルもない。早い話が田舎だ。
この街が変わらない限り、星新一のいう未来は来ないなと安心。
部屋に流れるFMラジオのジャズが「ボッコちゃん」の最後のシーンと重なる。
星新一はまだまだずっと先ね。